年末年始、当院は発熱外来をやっています
「年末年始に熱が出たけど、どこも病院がやっていない…」
そんな方のために、当院では 12月30日(月)〜 1月3日(金) の期間、発熱外来 を行います。
普段は鼠径ヘルニアの日帰り手術を専門としている当院ですが、年末年始は地域の皆様のお役に立てるよう、発熱外来を開設いたします。
インフルエンザ・コロナの検査はもちろん、症状に応じたお薬の処方もいたします。
いよいよ年末
帰省や旅行、忘年会…何かと慌ただしいこの時期、「よりによってこのタイミングで熱が出た!」という経験、ありませんか?年末年始は病院も休みが多く、「どうしよう…」と不安になる方も多いかと思います。
この記事では、発熱時に考えられる原因と対処法についてご説明いたします。

発熱したら、まず何を考える?
熱が出たとき、体の中では何が起きているのでしょうか。
発熱の原因は大きく分けて以下のようなものがあります。

見逃してはいけない「重大な疾患」
発熱の中には、緊急性の高い疾患が隠れていることもあります。
下記症状があったら、すぐに医療機関を受診しましょう!

とはいえ、確率的に多いのは…
「重大な疾患」の話をすると不安になってしまうかもしれませんが、ご安心ください。実際に発熱で受診される方の大多数は、ウイルス性の風邪(感冒) です。
この時期であれば、インフルエンザ や 新型コロナウイルス の可能性も高いですね。いずれも、基本的には自然に治る病気です。

だから、基本は「寝ていていい」
ウイルス性の風邪やインフルエンザ、コロナの場合、特効薬がなくても体の免疫力で自然に回復します。
水分をしっかり摂って、暖かくして、ゆっくり休む。 これが基本の治療です。

でも、薬があると回復が早い
「寝てれば治る」とはいえ、高熱でつらい、頭痛がひどい、咳が止まらない…そんなときは薬の力を借りた方が楽になります。
解熱鎮痛剤 熱を下げ、頭痛や体の痛みを和らげます
インフルエンザの場合 抗ウイルス薬(タミフル、ゾフルーザなど)を早期に使用すると、症状の期間を短縮できます
コロナの場合 重症化リスクのある方には抗ウイルス薬が使えます
特にインフルエンザは、発症から48時間以内に薬を飲み始めることで効果が高まります。「ただの風邪かな?」と思っても、検査で確認しておくと安心ですし、治療の選択肢も広がります。

